腕時計の撮影(イメージ撮影の基礎)
●腕時計イメージカットを撮るための準備(大きめのアクリルシートに変更する)
アクリルドームを大きなサイズに変える( 1,100mm X 650mm )、小さなサイズでも良いのですが、よりきれいに撮るには大きなサイズが良い、レフ版や鏡も、画面をしめる役目の黒紙などを入れやすいですし、撮影備品の追加や変更もしやすく、撮影バリエーションが作りやすいです。
●まずは背景をグレーイメージで撮る (グレーの塩ビシート)
白と黒の中間、白より商品が目立ち、黒ほどきつく無く撮影出来る。
プラスチックの型を入れ、腕時計が自然に自立する状態で置く、
少し振ってベルトの端が少し見える角度(オーソドックスな角度)、この時にプラスチックの型が見えないように調整します。レフ、鏡など入れて仕上げていきますが、入れ方により、同じ腕時計でもイメージが変わります。
Canon EOS 5D Mark2
Sony Cyber-shot DSC-RX100
レフの位置や黒紙でしめていきます。
CS
●無反射ガラスを使ったイメージ撮影
複写撮影などに使用するもので光の写り込みなどを抑えてくれるガラスです。便利なアイテムで色んな撮影に活躍します。まるで宙に浮いている物を撮影する感覚で、下から光を入れたり黒を入れたりしやすくなり、スマホを撮る時にも使っています。
いつも使っているのはサイズが全紙サイズ(460mm X 560mm )で厚みは2mmです。ヨドバシでも手に入ります。いろいろなサイズが購入出来るみたいですが、このサイズで ¥5,000ぐらいです。
同じ高さのグラス(8cm~10cm)3~4個を逆さにかぶせた状態にした上にガラスを乗せ、
アクリルドームをセッティング、ガラスの下は白色バック紙か白色塩ビを敷く
基本の2灯ライトに今度は下からも反射を入れます。
影もほとんど出ないし、高級感イメージも少し出てくる感じがします。
5D
この状態で腕時計を少し起こしてカメラアングルを下げて撮ってみます。
腕時計の後ろにカマシをいれるか、写真のようにプラスチックに支えを付けて起こす。
正面からベルトが少し見えるアングル、背景は白からグレーへのグラデーション、
影も無くすっきり見えます。
5D
5D
●その他のイメージ撮影
もっと下からのアングルで腕時計を下から見上げる、イメージよりの撮影になります。
少し迫力を出したい時に。写真は白のボードを後ろに入れていますが
黒や他の色を入れやすいアングルです。
5D
●革ベルト時計のイメージ撮影
革ベルトを伸ばした状態で撮影します。ベルトの後ろにはみ出さない程度の幅でプラスチックの板で支え、
ベルトの下の端をクリップで固定し適度に斜めに倒します。
腕時計を浮かしている状態なのでバックの色を変えやすい撮影です。
5D
5D(バックは黒色ベッチン布)
背景の黒色は革ベルト腕時計撮影の2枚目の画像奥の黒い布です。
●腕時計鏡面イメージ撮影
下に黒のツヤありのアクリルを敷き鏡面のような効果を出します。
アクリルドームの後ろにもう一枚アクリルを立てその後ろからライトを入れます。
後ろを白くとばす感じです。
5D
イメージ寄りカットになり、特長を表現したいとか大きく扱いたい時、白の空間を生かしてコピーを入れたり、カタログで言えば、表紙とかトップページ、見開きなどにはいいと思います。
補足 撮影データ
腕時計撮影(ライティング)ページと同じ
5D ➡ Canon EOS 5D Mark2
C S ➡ Sony Cyber-shot DSC-RX100
<リンク>
腕時計撮影ライティングページ
撮影環境詳細解説ページ
ランプシェードの作り方ページ
プラスチック型の作り方ページ