腕時計撮影ライティング詳細 植田写真事務所


腕時計のライティングと表現の詳細説明(補足ページ)

プロの思考回路がわかります。
プロレベルを目指す方は是非ご覧ください。運営担当 田中

<腕時計ライティング:今回の撮影でのシェードの目的>
一番の目的は、明から暗のグラデーションで腕時計の質感を出していくという所に重点を置いています。特に時計のガラス面に余計な光が入らないようシェードで調整しています。

腕時計ライティング説明詳細 撮影環境全体1(ランプシェードページ)

詳細説明ページ2番目=サイバーショット追加分B7

文字盤はガラスが白っぽくなってしまうと質感や色などがわかりにくくなります。上の腕時計写真を例にとると、ガラス面全体にはアクリルシート(赤二重丸の領域[下写真])が写り込んでいますが、ガラス面は白っぽく光っていません、中の文字盤の感じ、針の金属感(メッキ部分)も出ています。詳細説明ページ3

それはアクリルシートの光の当たっていないグレーに落ちた部分(←赤二重丸の領域は光が当たっていない)が写っているからです。時計に当たる光の強さとガラス面に写り込んでいるグレーがちょうどいいバランスになっているからだと思います。

明るい所に露出を合わせると、同じ白いアクリルでも光の当たっていない部分はグレーに落ちていきます。その事を利用して文字盤の所を表現していきます。ですので柔らかいグラデーション(巾の広いグラデーション)だと端が白っぽく写ったりするので、巾の短い強めのグラデーションが必要になります。そこでシェードが役に立ちガラス面の調整がしやすくなります。

 

<腕時計の表現:写り込みの詳細解説>
※以下の3枚の写真は、上から順番に「写り込み説明写真1・2・3」とします。
ここでは1番上の写真の各写り込み部分を下の2枚で説明していきます。照らし合わせながらご確認下さい。

詳細説明ページ4

◆まずいちばん上のベルトのハイライトの部分(白い枠部分)は,2番目の写真の時計の後方にある細長い長方形の銀レフ(白丸)を上のライトから反射させてベルト部分にハイライトを入れています。

◆次の濃いブルーの部分は、3番目の写真、濃いブルーの丸印、ドームの外上に乗せている黒紙が時計上部、曲線部分に写り込んで形状をわかりやすく、かつ立体感を出しています。

◆そして左の赤い部分は3番目の写真、ドームの左外に立てている黒紙が細かな形状のラインを出しています。

◆その下の黄色の部分は2番目の写真、ドームの中左側に立っている黒ボードで形状のラインを出しています。

◆真ん中、赤2重のライン部分、ガラス面は2番目の写真、時計の左上、2重丸のグレー部分辺りが写り込んでいます。

◆その下、薄いブルーの部分は3番目の写真、手前にある少し丸みを持ったレフ版(ブルーの丸印)で当てています。

◆そしてその下のグリーン部分は3番目の写真、ブルーの丸印の前、グリーン丸印の細長い黒ボードが写り込んで画面をしめる役割もしています。

◆右側の黒枠は右にある鏡は3番目の写真、黒丸部分の反射で出しています。

◆なお、2番目の写真の奥に写っている黒紙はカメラによけいな光(ハレーション)などが来ないようにする役割と時計上部ベルトのハイライト後方部分に黒のラインを入れバックにとけ込まないようにしています。

腕時計撮影ライティング詳細1

腕時計撮影ライティング詳細2

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