窓際撮影 撮影の基本 レフ板

 

商品撮影講座Tips2 窓際商品撮影

少し変わった角度からの窓際撮影のご説明になります。窓際撮影講座であると同時にアパレル系の撮影初級者のためのガイドとしての側面もございます。事前にお断り申し上げます。


それでは講座(ガイド)を始めます。


窓際撮影は「光を入れながら商品を正確に撮る」時や、「イメージ写真を撮る」時にも使える便利な撮影方法です。照明器具も必要なく最小限の撮影備品で行えるため、手間をかけずに撮影に入れます。

窓際商品撮影 衣服でおぼえる商品撮影講座 アイキャッチ

「窓際撮影の風景」

上の写真を見て、目につくものは何があるでしょうか?トルソーと窓はご存じだと思います。他には左手前と右横に板状のものが2枚見えます。実はこれ、発泡スチロール板をレフ板として使ったものです。窓際撮影の基本備品としてはこれだけです。ちなみに窓にはレースのカーテンが閉じてあります。奥は単色の壁という設定です。


講座では基本的に光を反射させるレフ板2枚を使って撮影をしていきます。上写真では中央にトルソーを配置して撮影していますが、「置き」や「吊るし」と言った衣類の代表的な撮り方も工夫次第で出来ます。


理屈は抜きにして、どのようなモノが撮れるのかを見ていきましょう。(どういう撮影の方法なのか見ていきます。)一眼レフを使っていますが、一先ず気にしないで下さい。


窓際撮影 トルソ―

衣類の撮影が可能です。人の身長位の大きさのものを撮ったのでレフ板(発泡板)は買ったままのサイズをそのまま立てて使っています。トルソーを使って洋服のコーディネートを撮影しています。ご対象の方々はお客様の目をひくため、店頭ディスプレイなどでコーディネート表現は日常的にシビアに行っておられると思います。
※上写真は「撮影テクニックを教えるためのシンプルなコーディネート」です。


窓際撮影 衣類 素材感 ニット 近接撮影 

窓際近くの机上で衣類とその素材を撮っています。素材写真は通販サイトで良く見かけます。この撮影は少々毛色が違います。机を窓に対して45°にしています。レフはなしです。ちなみに近づいて撮りますので、貴金属などの光沢物を撮る時は自分が写り込まないよう注意して下さいね。そのような時はアクリルドーム撮影法(注1)を組み合わせても良いかもしれませんね。


窓際撮影 バッグ レフ2枚 クラフトシート

バッグ等の小物の撮影も可能です。服飾品の撮影スタイルになるでしょうか?レフ板は発泡スチロールなので半分に切って使っても良さそうです。商品を主体としてそのまま撮りたいので木製テーブルの上に、他からイメージの影響を受けにくい白いクラフトシートを敷いています。イメージを撮りたい場合はシートがない方がバッグの色と木製テーブルの(色)味とがマッチして良いかと思います。この写真を見ると表現的には陳列ディスプレイを思い出して頂ければ良いでしょうか?雑に置かずに微妙であっても商品の魅せ方は大切にしましょう。


窓際商品撮影 アクセサリー ミラーシート レフ板

手の平サイズの小物の撮影も可能です。基本は2枚前後のレフ板で撮影しますが、直接ミラーシートをレフ板にしてアクセサリーのキラキラ感を増幅させることもできます。光沢物や透明要素を持つ商品には鏡は良く使います。
余談ですがクラフトシートの色を黒に替えると「高級感」が漂ってきます。たぶん商品の演出も慣れていらっしゃるかもしれないですが…。
このように「窓際撮影」は、最小限の備品で、様々なサイズの商品の撮影が可能です。


そしてやはりイメージ系撮影もしやすい。当WEBサイトのTOPページ画像には窓を使ったものが多いことに、お気付きでしたでしょうか?イメージ作りに窓は重宝します。

窓際撮影 イメージ写真1

窓際商品撮影 イメージ写真2

窓際商品撮影 イメージ写真3

構図なども参考になりますし、使用する用途を考えると加工もしやすそうでした。
(注)上の3枚の写真はイメージ作りのため買い入れました。


説明に戻ります。窓際基本備品としては、レフ板(発泡スチロール板)2~3枚あれば事足ります。さらにミラーシートや普通の手鏡が撮影備品としてあれば大概のことはできます。レフ使用の選択基準はDVD講座「衣服でおぼえる商品撮影講座」をくまなく見れば判別できます。どういった被写体の時に鏡系を使っているのか?などで。


またイメージ用にクラフトシートのような被写体背景になるものを色違いで揃えておくと撮影の幅が広がります。商品や空間またはイメージの「演出」や「演出小物」についてはご対象者の方がお詳しいかもしれませんね。アイデアもいろいろとお持ちでしょう。


ここまで窓際撮影の理屈を飛ばして話を進めて来ましたが、理屈は「Tips1のライティング」でご確認下さいね。数分で理解できますので。それとも販売員検定などでライティングや光についても既にご存じかもしれませんね(汗)。であればTIPS1では窓の近くに壁がない時の対処法などが参考になるかもしれません。


レフとして使い回しております発泡スチロール板はホームセンターで800円程度で販売されています。
厚さ3cmあれば立てやすいので、一人撮影も楽になります。レフ板として相当便利です。カットもできます。

衣服でおぼえる商品撮影講座 レフ板 発泡スチロール板


クラフトシートは、ホームセンター又はネットで調達してみて下さい。

イメージ撮影 背景 クラフトシート


ミラーシートは、簡単な所では「シモジマ通販サイト」で調達できます。業務用備品が沢山あります。100円ショップでも探せばありそうですが。

撮影テクニック ミラーシート レフ板


窓のカーテンがレースでない時は、トレーシングペーパーを使うと良いでしょう。

トレーシングペーパー 撮影備品

要は直接太陽の強い光を当てないということです。(強いコントラスト)。カーテンレールに掛けるかハンガーラックに掛けて窓を閉じれば良いでしょう。レースのカーテンのように光をやわらげてくれますし、商品も柔らか味を帯びます。トレぺを使うとなによりプロっぽい。


トレーシングペーパーはカメラ店かネットで購入できます。講座では1.1m幅で40g(Mサイズ)のものを使用しました。(堀内カラー)ネットで検索してみて下さい。


何気なく撮影していた頃よりも少しの知識や気遣いで衣類などのアパレル系写真の成果は直ぐにあがるでしょう。日常的にアパレル系商品に触れておられるので。


カメラはお手持ちのもので!一眼レフでなくともコンデジやスマホでどうぞ!まずは光と表現を意識してワンランク上の商品写真を目指しましょう。撮影要領が掴めない時やプロの撮影方法が気になる時に、当講座を活用して頂ければ良いかと思います。


(注1)厚さ1mmのアクリルボードを半筒状に丸めて被せるのみです。トレペも省け、光沢物小物の撮影がさらに楽になります。

 

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