平置き撮影 撮影前作業1

洋服撮影 シャツ 平置き

ネットで衣類写真を検索していますと、「平置き撮影で、見栄え良くコーディネートされた」写真を見かけます。それらは「清潔感があり、キレイ」で「コーディネートも良く」惹きつけられます。

しかし、なかには「衣類がペタリ」としている平面写真もちらほら。自然なシワもほぼありません。衣類の新品感や清潔感を強調する意図があってのことだと思いますので、アリと言えばアリなのですが、やはり衣類によっては「ふんわりとした柔らか味」を表現した方が良いときもあります。

例えば、上写真のようなシャツは、「やわらかさ」や「着くずし感」を表現した方が、「カジュアル」・「ラフ」さのイメージが伝わります。(写真は自然なシワも利用されて、良い風合いが出ていると思います。※画像は前作DVD内から切り出したもので、若干暗めの画像です。)

 

『このTipsでは、洋服の「柔らか味」や「質感」表現の要素について触れてみたいと思います。』

 

端的に、「ふんわりした柔らか味」を表現するテクニックは、
①衣類の中に「薄紙」を詰める。
②被写体上部から間接光の柔らかい光で撮る。
、等が挙げられます。

 

両方のテクニックを使うとBESTなのですが、このページでは、①番を中心に進めることにします。②番は照明器具等の設備の準備も伴いますので、少しやる気のある方向きでしょうか?


tips6_1

詰め物は挿入せず、②番のライティングのみで仕上げた例。

 

①番に入る前にお断り。説明として結果を伝える比較写真があれば良かったのですが、準備不足で画像がございません。代わりに、作業画像をみてイメージを掴んで頂くよう進めて参ります。

 

「薄紙」を詰め込む作業を集めました。イメージを掴んで頂ければ幸いです。それでは参ります。

洋服撮影 子供服 撮影前作業1

始めは、子供服です。薄紙を折りたたんで一度に大胆に挿入するケース。

洋服撮影 子供服2

子供の体格の特徴をイメージして薄紙を挿入します。ふっくら丸っこく仕上げました。

次は女性ものシャツ。

洋服撮影 女性シャツ1

部分的に入れていきたいと思いますので、適度にちぎって挿入していきます。

洋服撮影 シャツ2 女性

腕の形を作ります。袖から挿入。

洋服撮影 女性シャツ3

ボディの形を作ります。ちぎって挿入しても、一度に挿入しても、どちらでも構いません。

洋服撮影 女性服

肩へ挿入。フォルム作りで肩という部位は重要です。

挿入した「薄紙」はパンパンと手で押さえて馴染ませます。薄紙は自然に馴染みやすく、自然なシワも表現しやすい。衣類の詰め物としては最適です。なのでプロの方々もよく活用されているのではないでしょうか。

洋服撮影 女性服 仕上げ

最後に、全体を整えポーズをつけます。特徴的な部分はしっかりと魅せましょう。自然なシワも利用しましょう。

衣類を替えて、こんな観点からも。
洋服撮影 ボーダーシャツ

テロップのとおり裏地の映り込み防止にも使えます。

薄手の衣類を見て参りました。
注意点は、薄手の衣類には、詰め込みすぎないということです。

次に厚手。
洋服撮影 ジーンズ

デニムジーンズ。このような衣類にも薄紙を使用することから、「衣類撮影と薄紙」はセットと認識しておいても間違いはないでしょう。

洋服撮影 コート 冬物

次にコート。冬物は多めに薄紙を詰めます。

イメージは掴めたでしょうか?
う~ん。「ふんわり感」を伝えるのに適した画像がなかったような。あるとすれば子供服でしょうか?

今回の画像からは、薄手は「ナチュラルさ」、厚手は「フォルムや立体表現」がPOINTとなるかと。


以上が、「平置き」撮影での被写体への前処理作業です。
この作業は、カメラ自体が関係ない部分ですので、スマホ撮影者の方は、カメラの性能を補う意味でも、取り入れると良いかと思います。やってみれば意外と楽しい作業です。


『このページの続編 洋服写真からの平置き撮影』  NEW
『上部からの柔らかい間接光で撮る』はTIPS 7へ

『平置き以外の撮影前作業』はTIPS 8へ
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洋服写真からの平置き撮影

 

 


 

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