平置き撮影ライティング

洋服撮影 ライティング1

衣類の「やわらか表現」、Tips6の続きです。環境は「平置き」。②番について触れてみます。

設備系のページとなります。
ハード類が苦手な方は、環境をサラッと眺めながら、一つだけお伝えするコツを知識として掴み取って下さい。POINTは「被写体上部から柔らかい間接光で照らす」という、ただこれだけです。

 

例に用いる撮影環境は、前作に使用した「平置き」の撮影環境が簡素で良いかと思います。スタジオ化せず、カジュアルな感じで撮影を行いました。(2014年7月制作 非売品)
洋服撮影 ライティング2

実際そうですがTV番組制作会社が作ったタイトル画っぽいです。特に吹き出し部分が。
「身のまわりにある物を使って自宅でサラッと撮影する」コンセプト。新作よりその色が強い作品。


では、前作の「平置き」環境を使って、進めて参りましょう。
まずは、環境の確認から。
洋服撮影 平置き ライティング説明の展開上、今、見て頂きたいのは、天井に発泡スチロール板が渡してあるということだけです。その他、気になる所は、左の照明には普通の事務用ライトの使用。なのでトレーシングペーパーは1重。くらいでしょうか。


それでは、平置き環境の一部を組立てていきます。

洋服撮影 ライティング 平置き コンパネ1

床にコンパネボートを置き、椅子を使って角度をつけています。ちなみにコンパネボードはコンパクトにカットして使っています。

洋服撮影 ライティング 平置き バック紙

その上にバック紙を敷置きます。
商品写真の切り抜き等をお考えならバック紙が基本です。

背景も含めたイメージ系の撮影がしたい場合は、デザインや風合いの良い木目のコンパネ(例えば針葉樹系)を使ったり、壁紙を貼ったようなプリント合板を使えば手間もかかりません。(ホームセンターにあります。)

個人的には、大手インテリア・ホームセンターで、表現したい用途に合わせて、シンプルでデザインの良い「壁紙」の実物を数枚調達しておくでしょう。コンパネの上に適時張り替え撮影します。そうすれば合理的かと…。

「壁紙」でなく、やはり背景は「木」というならば、良い風合いの木材系パネルを調達して、コンパネ上に自作すると思います。マメですので。…話がそれました。

洋服撮影 ライティング 置き撮り シャツ

被写体をセットします。薄紙を入れて、表情をつけても良いかと思います。

洋服撮影 ライティング 平置き レフ板

基本ライティングは、左からトレぺを挟んで1灯です。画像をみると前作では9時の方向から照明を入れているようです。窓際撮影をする場合は、左に窓です。(TIPS1

ここがPOINTなのですが、「ふんわりした質感」を表現するには、『上部からの間接光をプラスオンします』。このライティングは、平置きの一般的なライティングとも言えます。

衣類後方に小さな白いボードがあります。これは、その背後に設置した照明の光が直接衣類に当たらないようにするためです。光の経路はどのようになっているかと言えば、天井に設置した発泡スチロール板に一旦バウンスさせてから衣類を照らすようになっています。(TIPS1


備考:理屈は新作の「小物撮り」スタジオと同じです。詳しくはTIPS1をご覧下さい。
洋服撮影 ライティングスタジオ


平置きに戻ります。

洋服撮影 ライティングスタジオ 平置き 念のため照明をご確認ください。光は天井の発泡板へ。器具は別ページに掲載しております。
上からコンパクトデジカメでパシャッと撮ります。
一眼レフの場合、のっぺり厚みがない衣類は、深度浅めで撮影してもよいでしょうか。


ここで少し強引ですが、窓際撮影に話を変えてみます。
窓際を使って「平置き」撮影をする場合の考えられる配置パターンを列挙します。
※レフ板としての発泡スチロール板は、各画像を参考に適所に入れて下さい。割愛します。


  1. 太陽光が充分な場合は、基本に沿って「左窓からの光のみ」で撮影してみる。

  2. 1の状態から被写体後方の頭部分に大きめの発泡スチロール板を入れる。
    今回は光を遮る役目でなく、太陽の光を少しでも拾って被写体に返す役目。
  3. 左窓から後方窓に配置をガラリと変える。(レフは適所に設置)

平置きの窓際撮影例机上で考えると「ふんわりした質感表現」のPOINTを踏まえるなら、③番の配置がマッチしそうです。
(かつ、両サイドに発泡板を立て掛けて囲って下さい。又は左トレぺと照明、右発泡板。)
加えて衣類に詰め物をし、窓際撮影での「ふんわり表現」を補って下さい。


   さらに、光の入る状態を高めたいのであれば、ページ最初で申し上げたことを思い出して欲しいのですが(天井に発泡スチロール板が渡してあることを確認と申し上げました)発泡スチロール板を天井に渡して下さい。光の反射を考えるなら、窓寄り(奥側)に渡しましょう。できるだけ窓から入る光は遮らないよう(取り入れるよう)に配置して下さい。

※もしも発泡板を天井に渡すことにより、影が入ってうまくいかない場合は、この後、申し上げます青マークされた部品(部分)を使うと良いかもしれません。


最後に、新作講座の「平置き」環境のご紹介です。
さらに、効果的・効率的に撮影ができるようにグレードアップしております。洋服撮影 置き撮りスタジオ

スタジオ中央の部分「ハンガーラックに掛かったトレーシングペーパーが斜めの部分」。この部品は本ページのPOINTを踏まえております。かつ、ハンガーラックは前後にスライドできるので、光量調節も簡単に行えます。
置き撮り撮影部品
平置きの衣類撮影なら、この部分は単独でも使えそうです。窓際撮影やご自宅でのちょっとした撮影にも活躍しそうです。照明器具は手っ取り早く調達できる普通の事務・勉強ライトでも使えるでしょう。その場合は、トレぺは1重が良いかもしれません。

 

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