アパレルワーカーのための簡単商品撮影‼
◆アパレルワーカーのためにアパレルフォトストア内の関連ページを再編集しました。
目 次
②アパレルオーナー向けDVDマニュアル
③アパレルワーカー向けDVDマニュアル
④ネットショップ向けDVDマニュアル
⑤最小限の設備で簡単に撮る窓際商品撮影
⑥知っておくと得! 撮影ライティング‼
⑦洋服撮影Tips1.2.3 更新 2017.2.14
⑧バッグ・靴・ジュエリーの撮影方法 追加
①「衣服でおぼえる商品撮影講座」DVDの概要(長尺約100分)
◆DVD講座の5つのポイント◆
アパレル系商品の撮影例を豊富に収録(衣類・小物)‼
アパレル系商品の撮影に特化‼女性衣類中心に子供服。小物類は帽子・靴・バッグ・ジュエリー・スマホ・アクセサリー・メガネ等収録。下写真は小物例。
プロの撮影ノウハウを伝授‼要領・コツ・テクニックを学ぶ‼
現場の感覚でアパレル系商品の撮影の基本・手順・定石・プロの撮影テクニックを学ぶ。カメラ講座では軽視しがちなカメラを使う前の段取りを重視。
代表的な置き・吊るし・トルソ―撮りも収録。おしゃれ小物にはアクリルドーム撮影法も収録。
知識として吸収しよう。
ライティングとレフの考え方をわかりやすく解説‼
撮影では重要なライティングの考え方をわかりやすく解説。光とレフを知ることで楽して撮影ができる。初級者には窓際撮影がオススメ。知識として取り入れておきましょう。
手持ちの身近なカメラで始めよう‼
エントリークラス一眼レフとコンパクトデジカメで講座は進行。一眼レフは商品撮影に適した目安のカメラ設定を紹介。スマホ利用者であってもタメになるノウハウ。
初級者対応・アイデア・各種撮影方法・コツ・テクニックを詰め込んだ講座‼
ハード(カメラ設定・カメラ操作・撮影環境)より、ソフト(手順・作法・定石)を吸収して下さい。知識としてあれば後々重宝します。
◆衣服でおぼえる商品撮影講座DVD◆
基本価格 税別6482円(税込7000円)
割引価格 税別5500円(税込5940円)
割引方法 についてはコチラ
全国一律送料無料(代引き決済のみ手数料300円)
講座や販売についてはコチラ
②アパレルショップオーナー向けDVDマニュアル
◆講座のご紹介
まずは簡単に当講座の特徴をご紹介します!
1.衣類や服飾小物類の撮影方法に特化しております。用例が豊富です。
2.「商品撮影」のベテランプロが撮影現場の感覚で衣類の撮影要領やテクニックを指導しています。
3.撮る写真は雑誌で見かけるような「正確性と表現を兼ね備えた商品写真」です。第一に正確性を重視。
次に、3つの特徴のうちのソフトな部分2番について眺めて参ります。
吊るし撮り撮影例1
女性用ワンピースの形状の整え方
トルソ―撮り撮影例
トルソ―撮影での衣類の整え方のコツ
吊るし撮り撮影例2
吊るし撮りの要領・手順
置き撮り撮影例1
雑誌表現でよく見るトータルコーディネート
置き撮り撮影例2
子供服は意外と転売が多いので用例に取り入れました。
不連続な画像紹介ではありますが講座のソフトな部分を見て参りました。
身のまわり小物品については割愛致します。ネットショップ向けユーザーズマニュアルをご覧ください。
既にご存知かと思いますが、写真撮影はライティングが重要です。当講座WEBページやこのページの終盤にライティングの基礎を掲載致しましたので、お時間やご興味がお有りの方は、是非とも目を通してみて下さい。考え方を知るだけでもステップアップするはずです。
最後に、当講座の別の特徴であるアイデア撮影環境(撮影方法)をご覧頂いて講座の紹介を終了としたいと思います。撮影作業の効率性をお求めなら是非お試し下さい。構築部材はほぼホームセンターの調達です。
置き撮りスタジオ(置き撮り)
キャンバスに絵を描くように表現をつけることができます。
できるだけ上に距離をとって撮影したい。
吊るし撮りスタジオ(吊るし撮り撮影)
キレイ系の衣類やドレープを表現したい時に使うと便利な方法です。
画像では重いコートの吊るし方を教えております。
トルソ―撮りスタジオ(トルソ―撮り)
コーディネート表現や着た感じが伝えやすい方法です。
この被写体はやや下から撮ると良い表現になります。
当講座が提案する各撮影方法に適したアイデア撮影環境は、店内の余剰のハンガーラックを骨組みとして使いますので低コストで構築が可能です。スタジオチェンジもスムーズに行え、撮影効率も上がります。少スペースに
構築、解体も容易ですので、サブスタジオや正規スタジオとして活用して頂けます。
※組立方法や必要部材は割愛します。別ページをご覧ください。
③アパレル従事者向けDVDマニュアル(一例として販売員)
まずは、なぜ?販売員の方々にカメラ撮影講座をご案内するのか?なのですが、以下の理由からです。
[講座の持つ強み]
1.DVD講座には衣類や周辺服飾品の撮影要領やプロの手本が豊富に収録されています。
[ご対象者が日々の業務で培った強み]
2.業務の中で日常的に店頭・陳列ディスプレイや店内演出等で表現技術が鍛えられており商品撮影に援用可能
[オークション出品する場合の強み]
3.業務用や私的にも多くの衣類を所持しておられ、それらは良質品や売れ筋。良い販売在庫をお持ちです
お互いの利点がよくマッチするだろうと思い、ご提案することに致しました。
さらに付け加えるなら、
[将来の目的に]
4.将来、独立開業した際にご自身で機敏に撮影することがあるかもしれません。
ということも理由の一つとして挙げられるかもしれません。
オークション出品などを例にとりますと、ご対象者の方々は元々良い条件をお持ちで有利です。商品の目利きがあり、良い販売在庫を持ち、表現技術にも長けている。補完する要素があるとすれば、撮影要領や光の取り扱いでしょう。この部分を当講座が受け持ちます。スマホ利用者であっても、上記2つのソフトな要素は活用できるノウハウです。
◆ご注意◆
スマートフォンを実際に使用した撮影例は収録されておりません。講座進行は一眼レフ。同時に同じ撮影ポジションでコンパクトデジカメで撮影しております。もしも、スマートフォンに特化した衣類撮影の教材があれば、的を絞っている分、そちらの方がわかりやすいかもしれません。但し、ターゲット層の特性を想定して構成を考えますから、正統派な内容は盛り込みにくいでしょう。
アパレルワーカーに適した当講座の受講スタイル
当講座でできるだけメリットを得て頂きたいので、ご対象者の方々に適した受講方法を考えてみました。
[その1]
当DVD講座をご覧になる前に、当WEBページで「ライティング方法」を確認する。事前に当講座が価値に値するかどうかの判断材料ともなります。少し長く感じるかもしれませんが、内容は至って易しいです。機材や設備等のハードな部分は気にせず、手順を追いましょう。考え方だけ身に付けてもらえれば結構です。
[その2]
次にDVD本編で、衣類撮影の手順を確認しましょう。こちらもハード部分は気にせず、ソフトな要素を追いましょう。機材や設備、カメラ等は考えるだけでも性に合わない方々が多いと思います。以下にソフトな要素の一例を画像を使ってご紹介します。ご参考にどうぞ。
衣類は素材が柔らかいので、まずは形を整えます。上写真にもありますが、薄紙を詰めると立体的な表現もしやすくなります。※薄紙は商品を包む包装紙のことで日常業務でも良くお使いだと思います。
光を画面左から入れる場合は、服の右腕はボディの下へ、左腕はボディの上へ。
ジーンズですが、ビンテージものなら高級感を演出したい。あえて影を利用し凹凸感やクシュクシュ感を演出。
子供服の場合は、体格をイメージし、「丸っこく」。「可愛らしい」動きをつけることも。
子供は成長が早いので、着れなくなった衣類は、良くオークションに出品されます。
[その3]
ここまでをご覧になられたとして、ネックになるとすれば、照明機材や設備やカメラでしょう。ここでできるだけ解決したいと思います。ご提案するのは、照明機材が必要なく、設備も最小限で行える「窓際撮影」で、[その1][その2]で得たノウハウを活用するという方法です。カメラは、一眼レフが使えないならコンパクトデジカメで良いかと思います。スマホであっても得られたノウハウ(ソフトな要素)は使えるでしょう。当WEBページで窓際撮影についてご紹介しております。ご一読下さい。
④ネットショップ向けDVDマニュアル
衣類以外の小物撮影のコツや撮影環境をご案内しておりますが、割愛させて頂きます。ご興味のある方は、当サイト別ページをご覧ください。
⑤窓際商品撮影
窓際撮影は「光を入れながら商品を正確に撮る」時や「イメージ写真を撮る」時にも使える便利な撮影方法です。照明器具も必要なく、最小限の撮影備品で行えるため、手間をおさえて撮影に入れます。
「窓際撮影の風景1」
上の写真を見て目につくものには何があるでしょうか?トルソ―と窓は目につきます。他には左手前と右横に板状のものが2枚見えます。実はこれ、発泡スチロール板でレフとして使用しています。窓際撮影の撮影基本備品としてはこれだけです。ちなみに奥は壁という設定。窓にはレースのカーテンが閉じてあります。
今回はトルソ―を使った撮影をしておりますが、衣類の代表的な撮影方法である「置き撮り」や「吊るし撮り」も工夫次第でできてしまいます。
ここまでの説明でも心理的な課題が生まれているかもしれません。課題や撮影方法の理屈は後回しにして、どのようなものが撮れるのか?(どういう撮影方法なのか眺めていきましょう。)一眼レフを使っていますが、一先ず気にしないで下さい。
ある程度空間を必要とする衣類の撮影が可能です。人の伸長位の大きさのものを撮ったのでレフ板(発泡板)は買ったままの規格サイズのものをそのまま使用しています。トルソ―を使って衣類のコーディネートを撮影して
おります。ご対象者の方々は、店頭ディスプレイで慣れていらっしゃるでしょうか。
※上写真は「撮影テクニックを教えるためのシンプルなコーディネート」です。
窓際近くの机上で衣類とその素材を撮っています。素材写真は通販サイトでよく見かけます。この撮影は少々毛色が違います。レフ板はなしです。机は窓に対して45度にしています。ちなみにですが、貴金属のような光沢物を近づいて撮る場合は、自分が写り込まないように注意して下さいね。ここでは割愛しますが、そのような時は、アクリルボードを使った撮影方法を組み合わせれば便利です。
バッグ等の小物の撮影も可能です。レフ板(発泡板)は半分に切って使っても良さそうです。商品を主体としてそのまま正確に撮りたいので木製テーブルの上に、他からイメージの影響を受けにくい白いクラフトシートを敷いています。イメージを撮りたい場合は、シートがない方が、バッグの色と木製テーブルの色(味)とがマッチして良いかと思います。この写真をみると表現的には陳列ディスプレイを思い出して頂ければ近いでしょうか?雑に置かずに微妙であっても商品の魅せ方には気を配りましょう。
手の平サイズの小物の撮影も可能です。ここでのレフ板は発泡板ではなく、ミラーシートをレフ板としております。被写体の持つ特徴(透明・光沢)から、鏡系を使ったほうがその特徴をうまく伝えられるので選択しました。アクセサリーのキラキラ感を増幅させます。光沢物や透明要素を持つ商品には鏡は良く使います。おぼえておきましょう。
余談ですが、クラフトシートの色を黒に変えると「高級感」も漂ってきます。商品の背景を工夫すると、イメージも変わります。あえて説明しなくてもご対象者の方々は、商品の演出や演出小物についてもお詳しいかもしれませんね。
このように窓際撮影は、最小限の撮影備品(主にレフ板)で、様々なサイズの商品が撮影可能です。
そしてやはりイメージ系撮影もしやすい。当WEBサイトのTOPページは、窓を使った画像を多用していたことにお気付きでしたでしょうか?イメージでコンセプトをお伝えしたつもりでした。窓というのはイメージ作りには重宝します。
上の複数の写真は第三者から買い上げたもですが、その方々も窓を使ってイメージを作っておられます。また、構図なども参考になりますし、使用する先を考えると加工もしやすそうでした。
窓際撮影の撮影備品を点検しますと、撮影基本備品としては、レフ板(発泡スチロール板)1~3枚のみです。さらにミラーシートや手鏡があれば、大概の事はできてしまいます。
商品のイメージを変えたければ、小物で演出したり、背景に気を配れば良いでしょう。今回はクラフトシートを用いました。
窓の近くに壁がない場合の対処法は、ライティング編に書いております。窓にレースのカーテンを設置していない場合は、「トレーシングペーパー」を代用として使うと良いでしょう。こちらもライティング編をご覧ください。さらに、窓際撮影の理屈もライティング編で。
最後に、画像で撮影備品を確認しておきましょう。
まずは、発泡スチロール板。
ホームセンターで800円程度で販売されています。
厚さ3cmあれば、立て掛けられるので一人撮影も楽になります。
クラフトシートはホームセンター又はネットで調達してみて下さい。
ミラーシートは100円SHOPでも置いてありそうですが、
「シモジマ通販サイト」で調達しました。業務用備品が沢山調達できます。
一応、トレーシングペーパー
調達は、カメラ店か大手家電量販店カメラコーナー(の通販サイト)。
講座では、1.1m幅の40g(Mサイズ)を使用しました。メーカーは堀内カラー。
このようにハンガーラックに掛けて使うと使い勝手が良いです。
⑥撮影ライティング
撮影にはライティングが付きものです。ライティングにも様々な方法がありますが、ここでは初級者でもわかりやすいライティングの基本の考え方(手順)について眺めて行きます。ライティングというよりもレフ操作を知識として吸収して下さい。それでは始めます。
まず部屋の天井にある蛍光灯を真下にある被写体に照らしてみます。
影がバラバラにでて美しくありません。
そこで、光と影をまとめていきます。
天井の蛍光灯を消し、左前方約45度より一灯の照明を入れます。
斜めから光を入れると被写体に立体感が出てきます。
このような照明を講座では使用しました。
照明器具については気にしないでください。
光が強く当たるため影が濃く出ています。
被写体のコントラストも強い。
※影の出方を逆算すれば、照明の設置位置がわかります。
簡単に言えば、光が直接あたって強すぎます。
ですので、照明と被写体の間に光をやわらげる措置をとります。
ハンガーラックにトレーシングペーパーを掛けたものを間に入れます。
ここで比較してみます。
右写真を見ると影も薄まりコントラストも落ち着きました。
次の手順は、左手前にレフ板を入れ先程設置した照明の光を拾って
被写体の正面へ光を回してあげます。
レフ板はホームセンターで販売されている発泡スチロール板です。
オレンジで囲った部分がレフ板です。
戸惑うかもしれませんが、レフ板の位置が同じものをもう一枚。
照明は太陽光へ、トレーシングペーパーはレースのカーテンへ、置き換えて下さい。
説明を戻します。
比較写真です。少しわかり辛いかもしれませんが。
手前レフ板なしの状態。
手前レフ板ありの状態。
レフ板からの間接光で被写体正面が少し明るくなったのがわかるでしょうか?
DVD講座をみると差異はわかりやすいです。
この段階で被写体を観察すると、気になるところがまだあります。
被写体右側面のシャドウが気になります。
この部分を調整してあげます。
今度は被写体の右横にレフ板を追加します。
被写体に当たる光を加減しながら程良い位置でレフ板を立て掛けます。
比較します。
右写真では被写体の右側面の影が薄まりました。
通常はこの辺りまでの光(影)の処理ができれば作業終了です。
初級者を一歩抜け出した写真が撮れます。
トレぺやレフの間接光で柔らかい表情が写し出せるでしょう。
使用したものはレフ板2枚でした。
レフ位置の微調整は被写体に当たる光を観察しながら決定して下さいね。
講座ではさらに進めてもう少し突っ込んで処理をしています。
まだ気になるところがあります。
被写体の頭頂部です。次にここを処置します。
処置の方法ですが、やはりレフ板を用います。
左右のハンガーラックにレフ板(発泡スチロール板)を渡します。
加えて、後方から照明をもう一灯入れてあげます。(講座ではです。)
照明を入れなくても光が拾えるなら、照明の追加はいらないです。
理屈としては後方からの照明を天井に設置したレフ板にバウンスさせて被写体上部に当てます。
結果です。
右写真をみると頭頂部のシャドウも調整できたようです。
以上がライティング(レフ操作)講座となります。
POINTはもうおわかりですよね。間接光です。
ここまでの講座をご覧になって障害が思い浮かびませんでしたか?
ズバリ、照明器具(の調達)です。
ではどうするのか?
ライティングの基礎は学んでおられるので、応用してみましょう。
照明器具が要らない窓際撮影と関連付けていきます。
シーンを変えてみましょう。
手順はおなじです。下の写真で確認してみましょう。
手順を追っていきます。
①照明=太陽光
②トレぺ=レースのカーテン
③左手前のレフ板
④右側面のレフ板
です。
⑤天井レフ
⑥床のレフ
は任意です。
上の写真は衣類でしたが、バッグの場合も同じです。
発泡板は半分に切って使っても良いかと思います。
最後になりましたが、窓の近くに壁がない時の処置方法です。
下の写真をご覧ください。
よく見る商品撮影の撮影環境です。
このまま壁の代用として使っても良いですし。
ハンガーラックとバック紙のみを壁代わりに使って良いかと思います。
バック紙を垂らしてしまえば完了です。
バック紙がない場合は、布類をハンガーラックに掛ければ良いでしょう。
以上で講座は終了です。
おまけで部材のご紹介をします。
バック紙(背景紙)グレー
カメラ店かネットの通販サイトで調達できます。
上記の用語で検索をかけてみて下さい。
講座では横幅1mにカットして使用しました。
会議テーブル2つの幅のサイズに調整してカット。
コンパネボード
ホームセンターで調達できます。
衣類の撮影にはあれば便利です。
床にコンパネを寝かしてシャツの置き撮りをしています。
コンパネは規格サイズをそのまま利用すると、
部屋に入らないかもしれません。
そのような時は、購入時にホームセンターで適度な
大きさにカットしてもらうことができます。